美少女が握った寿司を知らずに僕らは育った。 |
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2020年の日本では、18歳未満の美少女だけが寿司を握ることを許されていた。
日本食文化の固定概念を一新した破壊的イノベーションは、世界に大きな衝撃を与えた。調理という技術を科学として標準化することで、美少女寿司職人を産みだし、日本の”おもてなし"の神髄を見せつけた。伝統とは、灰を崇拝することではなく、火を守ることであった。美少女寿司職人の到来は、これまでの慣習を変えることになった。
まず、寿司職人がオーディションで選ばれるようになった。寿司職人学校が整備され、そこで学んだ少女が寿司職人として世に出ることになった。学校は寿司職人の養成機関であると同時に、エリート進学校であり人間力を重視する教育を行った。宝塚やAKB48と同様にエリート女性のキャリアパスの1つとして認知されるようになった。寿司職人をただ寿司を握るだけのアイドルで終わらせない仕組みが、子供に寿司職人を目指させる親を増やすことにつながり、良い人材を集められるという好循環を生んでいた。
次に、美少女が握った寿司を食べられる異質さがインターネットで話題になり、世界で寿司をはじめ日本食文化がより広がることになった。また、日本の寿司文化が独自路線に舵を切ることで、結果的に海外で蔓延る模倣寿司との差別化をはかることになった。しかし、文化軽視や既存職人の雇用喪失等、様々な問題が浮き彫りになった。
投稿者 869z7u | 返信 (2) | トラックバック (0)